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以下文字バレ

煽り
「遠月十傑評議会 第九席
 葉山アキラ!!」


煽り
「敵は十傑、三次試験開幕!!」

ソーマ達に近づく黒服達

黒服
「えりな様!」

えりな
「…!?」

えりなを連れて行こうとする黒服

黒服
「えりな様に受けていただく
 説明会場はあちらです!
 さ…お早く移動を!」

えりな
「な…!!放しなさい!無礼な!」

竜胆
「仕方ねーよ

 薙切ちゃんは一般生徒と同じ
 試験内容なんだかんなー

 田所ちゃんとあるでぃーには
 こっち来いー!

 お前らの試験についても
 説明するからなー」

タクミ、田所の背を
押して行く竜胆

田所
「わっ…!
 ちょ…ちょっと待ってください
 竜胆先輩!」

タクミ
(幸平…!)

田所
(創真くん…)

えりな
「…(汗」



ソーマと葉山だけになる
ため息をつくソーマ

ソーマ
「ハァ…お前との再選の日が
 まさかこんなかんじで来るとはなぁ」

葉山
「…」

何も言わない葉山にムカッとするソーマ

ソーマ
(…なんか言えっつの)

前回の葉山の言葉を思い出すソーマ

ソーマ
【汐見ゼミはどーした】

葉山
【潰れたよ】

ソーマ
「…つーか、かかってこいって言ってもよぉ
 お題とかルールはどーなるんだ?

 料理勝負しようってんなら
 味の判定する人だって必要だろ」

その時。2人の元に
スーツケースを引きずった
男がやってくる


「心配無用だ
 全て俺が手配済みだからな」

葉山
「…あなたが出てくるとは
 思いませんでしたがね」


「何を言う、このホテルを含め…
 進級試験で使用する施設の大多数が
 遠月リゾートの管轄だ

 俺は遠月リゾート総料理長であり
 学園取締役会役員

 勝負を取り持つ資格は
 大いにあると思うが?」

帽子を取る男
男の正体は…堂島

ソーマ
「ど…堂島先輩!!」



堂島
「選抜決勝以来だな…幸平」

ぽかーんとするソーマをよそに、
堂島は勝負の話に入る

堂島
「では早速ルール説明に入ろう

 お題は例年の進級試験で
 頻出していた中から
 無作為に抽出し決定された」

封筒から紙を取り出す堂島

堂島
「対決テーマは…【熊肉】」

ソーマ
「くま?」



葉山
「…フッ」

堂島
「【熊肉を最高に美味しく
  味わわせる一品】で
 ぶつかってもらう!!

 対決は3日後!
 それまでは準備期間とする

 宿泊する部屋と試作のための
 厨房を双方に用意している

 審査員は遠月グループから
 公平たる人物をピックアップすると
 約束しよう

 さらに当日使用する熊肉については
 最適に解体・血抜き・熟成を
 済ませたものをこちらで用意する

 それ以外の食材は各自で
 調達をおこなうこと!

 説明は以上だ」

葉山
「…だそうだ幸平
 まさか受けねえなんて
 言わねえよな?」

イラッとした表情を浮かべるソーマ

ソーマ
「…いい加減ナメんなっつの

 お前へのリベンジマッチ自体は
 こちとら上等なんだよ

 あぁ、わかったよ!

 そっちがその気ならお望み通り
 やってやろうじゃねーか!」



葉山
「そうこなくっちゃな

 じゃあな幸平せいぜい
 試作に励んでくれ 

 【投げ出すんじゃ】ねぇぜ?」

ソーマ
「誰がだよ!」

室内に消えていく葉山



ソーマ
「…ちっきしょー
 まさか葉山が薊政権側に
 ついちまったなんてなー…

 ねぇ、もしかして堂島先輩も
 セントラルの一員に
 なっちゃったんすか?」

堂島
「…いいや?
 俺はあくまで中立の立場だ」

ソーマ
「あ…そーなんすかよかった
 …で、汐見ゼミってマジで潰れたんすか?」

堂島
「あぁ、確かに今の学園には存在しない」

ソーマ
「うへー…マジすか

 つーか、ホントに色んな情報が
 一気に来たぞ!?

 葉山が九席ぃ?ほんとかよ…!
 あれ?じゃあ叡山先輩は何席だ?

 そんで薙切ってまだ十席のままなのか?
 うおぉぉ整理できねーっ!!」

頭を抱えるソーマ

堂島
「今は周りの事に気取られている場合では
 ないかもしれんぞ」

ソーマ
「…へ?」

堂島
「この勝負もまた…お前にとって
 厳しいものになるだろうからな」



ソーマが厨房に入る
冷蔵庫の中からパック詰めされた
熊肉を取り出す

ソーマ
「おおっ、これが熊肉…!」



堂島の言葉を思い出すソーマ

堂島
【それほど量は多くないが
 試作用の熊肉を2人に用意した

 料理の方向性を決めるために
 使ってくれ】

ソーマ
「実際に調理するのは初めてなんだよなー
 どの部位だこりゃ?」

ソーマ
(吉野がこんなこと言ってたっけ)

ジビエマスター吉野の言葉を思い出すソーマ

吉野
【熊肉はモノや直にもよるけど
 結構、臭みがあるんだよねー

 鹿や猪にくらべると
 ちょっと注意が必要な肉だよ!】

ソーマ
(とりあえず、どんなもんか
 味わってみるか

 まずは熊自体の風味を掴んでみたいし
 一発目は超シンプルに塩だけで焼く!)

フライパンで熊肉を焼いていく

ソーマ
「よっ、おお?なんか普通にいい匂いだぞ?
 解体処理とかがちゃんとしてるからか…?

 たしかにちょっとワイルド感あるけど
 全然いけそーじゃん!

 できた!!さっそく一口……」

味見をするソーマ

ソーマ
「おお!甘くてコクのある脂がじゅわっと!
 やっぱクセは強いけど意外といけ―…」

急に固まるソ-マ

ソーマ
(…いや、ひとしきり咀嚼した後に
 ぬもっと顔を出したこの風味…

 鼻を抜ける獣っぽさ…
 あぁ…これが獣っぽさっていうのか!
 って実感できる、そんなかんじだ

 こりゃ確かにちょっと特殊なにおい
 つーかぶっちゃけ…
 臭いっちゃあ臭い!!)

真っ青になるソーマ



ソーマ
「ま、まあ今回はシンプルに
 焼いただけだしな

 臭み抜きっつったら基本は香辛料!
 ガンガン投入すれば次はバッチリ…」

その時、堂島の言葉を思い出すソーマ

堂島
【この勝負もまた…お前にとって
 厳しいものになるだろうからな】

ソーマ
(そうか…!
 さっき堂島先輩が言ってたのは
 こういう意味だったのか!)

先程の会話を思い出すソーマ

ソーマ
【どーいうこと…っすか?】

堂島
【試作に入れば恐らく
 すぐに直面するだろう

 熊肉と向き合うとは
 どういう事なのかを…!】

ソーマ
(この特別な肉をあつかうには
 臭み抜きはかかせない!

 そのためには下ごしらえから
 下茹で・火入れ・味付けなどの
 各段階で工夫が必要!

 そうたとえば…
 【香辛料(スパイス)】…!!

 つまり葉山の独壇場じゃねぇか!!)

葉山と堂島の言葉を思い出すソーマ

葉山
【投げ出すんじゃねぇぜ?】

堂島
【しかも葉山は中枢美食機関
 (セントラル)へと加わった事で

 その得意技にさらなる磨きを
 かけていると聞く】

ソーマ
(ちくしょーっ!!

 葉山とぶつかる時に限って
 スパイスがめっちゃ重要な
 課題が出やがる!

 いや相手の土俵で勝負するのは
 嫌いじゃねーけどさ!

 とにかく次は…
 いま部屋にある材料で臭み抜きを
 しっかり意識するぞ)


スライスしたニンニクと共に
熊肉を焼き、再び味見するソーマ

ソーマ
「…!!」

ソーマ
(ぬうううぅん…さっきよりは
 かなりマシになったけど…
 まだまだ全然だ

 鼻にまとわりつくイヤな感じが
 まだ消えてねぇ)

ソーマ
「ダメだ!

 まず使いそうな材料を
 しっかり揃えてからじゃねーと
 試作もままならねぇぞ

 えっと…とりあえず臭み取りに
 試してみたいスパイスは
 月桂樹と八角と…あと赤唐辛子…!」

一人慌てるソーマ

ソーマ
(くそっ!

 まっさきに作る品の
 方向性を確定させてーのに
 臭み抜きの目算でもたついてる!

 熊肉攻略…あと3日しかねーのに!
 このままじゃ時間がぜんぜん足りねー…!!)



その時、廊下から聞こえてくる声

ソーマ
「…ん?」


「せいっ!せいっ!
 せいっ!せいっ!」

声が近づいてきて、
そしてドアが開かれる

ソーマ
「!?」

奇声を発しながら登場した坊主軍団
手には様々なスパイスがある

坊主軍団
「月桂樹(ユエグイスウ)!!
 八角(バージャオ)!!

 小茴香(シャホホエイシャン)!!
 丁香(ディンシャン)!!

 桂皮(ゴェイピー)!!
 辣椒(ラージャオ)!!」



ソーマ
(スキンヘッドで遠月の制服!
 おまけにこの独特なノリ!
 完全に覚えあり!!)

そこへ現れる久我

久我
「ちょっとちょっとちょっとー!
 浮かない顏しちゃってんじゃーん!

 足りなかった香辛料(もん)は
 コレっしょ?

 頼りないなぁ、幸平ちぃん」

ソーマ
「久我先輩!!」





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名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
リベンジするんだったら悟空VS天津飯みたいな感じにして欲しかったな
なんか今のこの漫画ってそういうスッキリ感が全然無いし
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
もういい加減まともな十傑と対決せーや
温めすぎて腐っとるぞ
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
葉山の闇堕ちがどうせ潤助けられなかったか
人質にとられてるかのどっちかだろって感じだからなあ
ハンデついたやつ叩き落としても爽快感ないし
一回このへんで気持ちよくぶちのめせる強いクズを用意して欲しかった
竜胆でよかったのにな
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
来週の展開は面白いが
葉山は一回勝ってるから次は負けるだろう
あえて連続で主人公負けさせての驚きをとるかもしれんが
一席に負けさせてるから、それはもうないだろう
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
堂島ニキソーマとは選抜以来と言っているが葉山とは選抜後に一度会ってるとかあるかもしれない
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
葉山ごときに久我のサポートつけさせるのかよ…
何故ここまでガッカリさせてくるんだ附田は
ソーマ個人のリベンジ、久我の助太刀というカードを潰してくるなんて
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
まだ上がいるんだから葉山には助太刀なしで勝ってほしいよなぁ
なんつーかその辺のささやかだけど重要な要素が作者には理解出来ないんだろうか?
取り敢えず敵有利にして主人公ピンチにしてって流れはいい加減どうにかしろよ
正々堂々互いの力量を認めた上での才能のぶつかり合いを何故描けないのか
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
葉山の負けイベントだが、負けるとしたら0-3の完敗だろう
今までそうだったようにな
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
3次試験なのに勝負は3日後って日程調整大丈夫なのかよ……
4次試験以降もやるつもりなら明らかに他の遠月の連中と足並みが大きくズレる日付設定だろ
ちゃんと辻褄を合わせるならいいけど不安になるな……
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
卑劣で小物な悪役中村君をぶちのめす!お粗末!ってやりたいにしても
セントラルにいる十傑の立ち位置が
あの中村君の手下に甘んじて平気な程度の奴ってとこに落ちちゃうから
自動的に小物化してっちゃうんだよな
中村君とセントラルがもうちょっとまともな悪役ならなあ


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