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■妙案にして名案…!?


タクミ「十傑評議会メンバーの…」

「過半数を奪うだって!?」


ソーマ「おうっ」

「葉山が退学になっちまったんなら席がひとつ減って全部で9席だろ」

「んで薙切が元々ひとつ持ってるから……」

「ってことはあと4つ!」

「あと4つ奪っちまえばいいんじゃね?」


■動き出す奪還作戦!!


ソーマ「生き残った俺たちで!」



呆気にとられるえりな「――――……!」


涙目で震えだす田所「私が…十傑の人を倒す…ってこと………?」

「むむむ無理! 無理だべ創真ぐん~~!! そ… 想像もできねぇだ~!!」


ソーマ「なに言ってんだ 田所ならいけるってー がんばろーぜー」


タクミ「待て待て幸平!」

「席次を奪うということは……つまり食戟を仕掛けるということか?」

ソーマ「ん たぶん そーなるな」


タクミ「堂々と言うな!」

「キミは忘れたのか? 食戟は対戦者同士の合意がなければ成り立たないという事を…!」

「いくらオレたちに勝負を制す自信があるとしても食戟ができなければ意味がないだろう」

「機関(セントラル)側にそんな勝負を受けるメリットなどあるはずもない…」


田所(やっぱり二人とも勝つ気満々なんだね…)


ソーマ「おしじゃあとにかく相談だな」

田所「え?」


ガチャッ


ソーマ「あのー すんませーん」

「十傑の座 くださーい」


中でお茶を飲んでいた竜胆が噴き出す。


竜胆「ぶふぅー!!」

「あっはっは あいかわらず突飛だなお前ー」

「まさか今の状況でそう来るとはさ!」

「けど流石にそりゃ無茶だぜ? 確かに面白いけどさー」

ソーマ「えー何とかなんないすかね……」

タクミ(汗)

田所(汗)



ソーマ「そこをなんとか!」

えりな「…………」


暗い顔をしているえりなに竜胆が声をかける。


竜胆「薙切ちゃんも まぁ…どんまい! お友達のことは諦めてくれよなー」

「……薙切ちゃん?」


えりな「たしかに…幸平くんの案はさすがに非現実的だわ…」

ソーマ「そんなのまだ分かんねーじゃんかー!」


えりな「だとしたら…外聞なんかもう構っていられない」

「私から…緋沙子たちの退学を取り下げてもらえるよう お父様にお願いすれば 聞き入れて下さるかもしれない……!」

竜胆「……!」


駆けだすえりな「待ってて みんな…私」

「今すぐお父様のいらっしゃるところに……!!」


がすぐに立ち止まる。

「………どこにいらっしゃるのかしら…」

田所「えっ さ さぁ…(汗)」

タクミ「東京にいるんじゃないのか?」


竜胆「………」

「薊そーすいなら今ちょうどここに来てるぜ」




えりなの顔色が変わる。


えりな「この…会場に……!?」


竜胆「進級試験の各会場を回って状況視察してる最中なんだ」

「話したいなら急いだ方がいーぜ…多分まもなく」

「自家用(プライベート)ヘリで次の会場に飛び立つ時間だ」




ヘリポートに走るえりな。


えりな「お父様!!」

「あの……… お父様…」


薊「何だい えりな まだそんな連中と一緒にいたのか」

「あと数日中にはそこにいる者たちももれなく退学になる」

「いい加減 見限りなさい」

「………まぁ フリーダムな試験を行う者さえいなければだが」

「小林 次の会場では君は謹慎しててもらうからね」


竜胆「だってー あたしが蹴落とさなくたって どーせいずれ誰かが蹴落とすもんー」


えりな「……お… お父様!」

「その……… 三次試験で不合格になった生徒たちですが……どうか…」

「どうか皆に…寛大な処置をお願いしたく…」


「どうかお願いします お父様……!! 皆を……っ」

「アリスを…緋沙子を……返して下さい!!」


そんなえりなを無視してヘリに向かう薊。


薊「予定が押してるな 急ごう」

相田「はい 薊さま」


(2年生になるぞ―――!!!)と叫ぶ極星寮の面々を思い出すえりな。



ソーマ「やっぱ薙切…こうなったらさ」

「皿で決着つけるしかねーよ」




えりな「幸平…くん…」


ソーマ「あのぉ 中村先輩! 自分が何もかも正しい風に喋ってくれてますけどね」

「俺がここに生き残ってる時点で 先輩が絶対正しいなんて ぜんぜん証明できてないすからね! わかってます?」

「そこで提案す そんなに俺らを落としたいなら」

「各会場で試験なんて まどろっこしい事やめて 手っ取り早く白黒つけましょーよ」

「こっちの兵隊と」

「そっちの兵隊で」


「十傑の席を賭けた全面対決といかないすか」


溜息の薊「はぁ……………」

「呆れ果てる思いだよ 幸平創真くん」

「それで取り引き(ディール)を行っているつもりなのかい?」


「全面対決? そんな勝負を受けるメリットなど僕には何も無いじゃあないか」

「僕の行動をこれ以上滞らせるのはやめてくれるかな」


「いいかい? そういう交渉はなにか……」

「賭けられるモノを用意してから行うことだね」



とそこでソーマの髪をわしゃっと掴んだのは城一郎。
隣には仙座衛門の姿も。


城一郎「おいおいつれねぇなぁ 中村よぉ」

「俺の大事な一人息子に対してそんな言い方はないんじゃねぇの?」


ソーマ「………!!!」

田所「あ………っ!?」


えりな「…………!!」

「才波城一郎!!?」


タクミ「それに仙左衛門殿まで!?」


ソーマ「お……っ 親父ぃ!?」


城一郎「お~~創真! 汐見の弟子にリベンジできたんだってなあ! よかったじゃねーか」

さらに頭をわしゃわしゃする城一郎。


ソーマ「わしゃってすんな! 何だよいつも急に出てきやがって…!!」


えりな「才波様……おじい様…どうしてここへ…?」



城一郎「……やあ えりなちゃん… 大きくなったな」

「割って入ってわるいね」

「俺からも……」

「君の親父に話があるんだ」


薊と城一郎が対峙する。



「中村ぁ」

「創真の提案…捨てたもんじゃねーと思うぜ?」


「だから例のやつやらせよーや」


薊「は………?」


城一郎「団体戦だよ」


ナレーション:
同一の信念を掲げる料理人たちが集団対集団でぶつかり合う
遠月伝統の変則食戟!!


城一郎「『連隊食劇(レジマン・ド・キュイジーヌ)だ!」


■示された反撃のための武器(ルール)―――!!



次週へ






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名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
めっちゃ無理矢理始めたけどこうなったら十傑戦を盛り上げるしかないな
掘り下げっていうか十傑の紹介もしなきゃならんし対決まで地味に長そう
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
一色とえりな様が抜きんでた強キャラでないと興ざめするが
もう畳に掛かってるように見えるのがなんとも
そこまでやる時間あるんかな
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
案外打ち切り通達が来たから
無茶苦茶な展開でやっている気がしてきた
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
掲載順闇抜けした週に親父再登場か
ようやく光が見えてきた気がする
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
団体戦やるのに大人を動かすのは想定内だけど丈一郎使うとはね
堂島さんとかなっさんとか役にたたねーな
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
裸エプロンはこの展開を予期していた…でいいんだよな?
全然出ないから良く分かんねーけど
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
元十傑の3人が叡山と新十傑の2人を倒して十傑返り咲き
葉山倒したソーマが9席になり、えりなも含めて味方十傑が5人に
中村がソーマ達の十傑取り消す前に城一郎登場
こういう状況で団体戦に突入ならちょうどよかったんだがな
タクミ田所は悪いけどまだ十傑と戦うには力不足だし
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
ソーマ親父が出てきたのは意外だった
ようやく予想を裏切ってくれたな、このまま頼むぞ
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
まるで打ち切り漫画みたいな急展開だな
ところで北海道編は?
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
もう少し納得できる理由をつくって対決させるのかと思ってたけど
強引すぎやろww
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
丈一郎は当然ソーマサイドなのは良いが
堂島先輩ってもしかして中村君を可愛い後輩だと思ってるの?
四宮さんみたいに改心させようとしてる以外に中立の意味が想像できん
漫画的には丈一郎と堂島先輩が組んだら緊張感出ないからが理由っぽいけど
名前:二次これ投稿日:2016/XX/XX
打ち切りかは知らないが中村の話で終わりだろうな
退学のさせられた連中が復学してもソーマのライバルにはならないしそんな展開見たくない
10傑との勝負もまとめて片付けるんだから終わったら描くことがない


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